DX Column

2021年9月7日

#マイグレーション – 知ったかテックワード!君もIT博士

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マイグレーションは「My Gration」ではなく「Migration」って書いて、移動とか移住っていう意味なんだ。ただの移動ではなく、別の国や新しい環境に移り住むといった感じかな。

システム開発やシステム運用では、情報システムの移設やデータベースのデータ移行などいろいろな場面で「マイグレーション」という言葉が使われるよ。

いずれの使い方も共通しているのは、上がそのままで、動作の土台となる基盤を変えているところと言えるかもね。

情報システムの移設

既存のITシステムの機器やOS・アプリケーションなどを、新しく用意した別のインフラ環境やシステムに移設することだ。

よく似た言葉に「アップグレード」と「リプレース」がある。

アップグレード

既存のシステムの一部のモジュールを新しいバージョンに置き換えること。基本的には機能などに互換性があり、バグフィックスや新機能の追加が行われる。

リプレース

リプレース:既存の古いシステムやハードウェア・アプリケーションを入れ替えること。システム更新・システム刷新とも呼ばれる。システムの一部を交換するケースもあれば、丸ごと新しくすることもある。

これに対してシステムのマイグレーションでは、システム構成の一部を置き換えるのではなく、下回りに当たるシステムやインフラ基盤を刷新する。

レガシーマイグレーション

中でも、時代遅れのテクノロジーを使用していて保守性や拡張性が劣った情報システムを「レガシーシステム」と呼ぶけど、これを新しいテクノロジーの情報システムに移行することを「レガシーマイグレーション」と呼ぶんだ。特に、メインフレームやオフコンなど、古いテクノロジーで作られた独自アーキテクチャのコンピュータシステムを当たらしいオープンシステムに乗り換えることを指す。

データマイグレーション

データベースやストレージ・ファイル管理システムからデータを移動させること。「データ移行」とも呼ばれるけど、単純にデータを複製するのではないんだ。

データベースであれば異なるデータ構造のデータベースに移す。ストレージであれば、異なるデータ形式に変換して移すんだ。

仮想マシンのマイグレーション

最近のコンピュータは仮想マシンとして動作されることが増えてきている。この仮想マシンを、ある物理コンピュータ(ハイパーバイザー)から別の物理コンピュータに移動させることもマイグレーションと呼ばれる。

仮想マシンの場合は、新しい環境で稼働させるだけだから、従来のシステムやデータのマイグレーションと比較すると簡単になったよね。

これには、次のようにいくつかの種類がある。

ライブマイグレーション・ホットマイグレーション

現在実行している仮想マシンを実行状態のまま移行する方式。ハイパーバイザから見ると、仮想マシンはメモリ上に展開されたプログラムに過ぎない。この展開されたメモリのイメージをそのまま別のハイパーバイザ上に移行させる。外部と接続するセッションなどは維持されるため、外部から見るとサービスが継続しているように見える。

クイックマイグレーション・コールドマイグレーション:

仮想マシンのイメージファイルを一時的に外部ファイルに保存して、別のハイパーバイザーで再起動させる方式。いったん保存するため、仮想マシンは一時停止することになる。

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おまけのコント

うさぎ:「マイ」が付く音楽には名曲が多いよね。
「マイジェネレーション」とか
「マイレボリューション」とか
「マイグラデュエーション」と。

カエル:まあ、たしかに。

うさぎ:だから、マイグレーションも。

カエル:マイグレーションも?

うさぎ:いい曲だと思うんだよねぇ。

カエル:ほぉ・・・どんな曲なの。

うさぎ:・・・・マイグレーション?

カエル:マイグレーション。

うさぎ:・・・・。

カエル:では、うさぎさんに歌っていただきましょう。名曲「まいぐれーしょん」。

うさぎ:・・・・うぉうぉう、マイグレーション。
・・・うぉうぉう、僕のグレーション。
灰色の日々はおわりさぁ。・・・うぉうぉうぉうぉう(泣)。