DX Column

2021年9月8日

#EVM – 知ったかテックワード!君もIT博士

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EVMは、プロジェクト管理で進捗状況や作業実績を把握する方法のひとつだよ。

「Earned Value Management」の略で、「Earned」は獲得という意味。

だから、 Earned Value Management は、文字どおり獲得した価値による管理ということ。

プロジェクトある時点で実際に完成している部分が獲得した価値を用いて、進捗状況を定量的に管理する。作業の進み具合を、開発予算とコストに置き換えて把握するんだ。

とりあず指標となる次のポイントを押さえておけばいいと思う。

  • PV (Planned Value):計画段階での見積り
  • EV (Earned Value):実際に完成している部分の実績値
  • AC (Actual Cost):実際のコストの積算値
  • BAC (Budget At Completion):完成時の予算総額

でも、獲得した価値ってなんだろう?
もう少しだけ説明してみるよ。

業務システムを開発するプロジェクトを考えてみよう。

一番簡単なのは、エンジニアに作業の進捗を報告してもらうこと。「作業は順調」「少し遅れてますが週末に挽回します」と報告してもらう感じだ。あくまで感覚だから、詳しく確認したら実際はもっと遅れていた、なんてこともある。

そこで、もう少し定量的に、つまり数値で計測する方法を考えてみたい。開発する業務システムの開発費に換算するんだ。

例えば、3人月=120人日で300万円という計画の業務システムの開発プロジェクトがあったとしよう。この金額が、PV(planned Value):計画段階での見積りになる。(ちなみに1人日=2.5万円相当)

開発作業がある程度進んだところで、その段階でできている機能の価値を算出してみる。計画の120人日のうち、40人日:100万円で完成させる予定だった機能だとすると、これがEV (Earned Value):実際に完成している部分の実績値になる。

しかし、これだけの機能を作るのに実際は45人日かかってしまっていた。すると、実際のコストは112.5万円になる。これが、AC (Actual Cost):実際のコストの積算値になる。EVと比べると、すでに12.5万円のコスト超過だ。

最終的に、このシステムを完成させるのに150人日かかりそうだとすると、総コストは375万円になる。これが、BAC (Budget At Completion):完成時の予算総額になる。

システム開発のコストの大半は人件費だから、作業時間が長くなれば、それだけ費用が増えることになる。EVMでは、計画値と実績値を価値=コストとして比較するんだ。

このようにプロジェクト途中の進捗をコストとして把握することで、プロジェクト完了時のコスト超過を定量的に予測できるのがEVMのメリットだね、

とはいえ、これは最終的にできあがるシステムの価値が、あらかじめ決められる場合に効果を発揮する。アジャイル型のシステム開発では、ちょっと使いにくそう。

おまけのコント

カエル:EVMって、わかった?

うさぎ:エレベーターが・・・ムーブする。

カエル:エレベーターは、上下だよ。

うさぎ:エレベーターが・・・もっと上!

カエル:エレベーターから離れて。

うさぎ:エベレストが・・・ムーブする。

カエル:エベレスト?・・・チョモランマ は動かないの。

うさぎ:チョモランマ の・・・もっと上!

カエル:そこは、何もないだろう。チョモランマって言っちゃってるし。

うさぎ:エライ人が・・・ビヨーンって、ムーブする。

カエル:Vがビヨーンなの?

うさぎ:エッチな・・・ビデオが・・・ムーブする。

カエル:ムーブは変わらないのね。